自然共生サイト その先へ 〜さとやまコモンズの未来を語ろう!〜
ネイチャーポジティブや生物多様性保全の実現に向けて、コモンズ(共有財産)としての里山活用の事例や可能性を知り、みんなで語り合いましょう!
概 要
日時:2025年3月3日(月) 13:00-17:00
会場:北広島町まちづくりセンター 第2会議室 (千代田インターすぐ)
〒731-1533 広島県山県郡北広島町有田1234番地
対象:生物多様性保全,ネイチャーポジティブ,自然共生サイト,里山保全・活用,里山暮らし,地域づくり,自然体験や環境教育などに興味関心がある方
定員:30人(先着順) ※参加費無料
スケジュール
■9:30〜11:00 エクスカーション「自然共生サイト視察」
ご希望の方には、ひろしま自然学校のフィールドをご案内します。
■12:20 受付開始
■13:00 開会/オリエンテーション
■13:20 報告「ひろしま自然学校20年の歩みと自然共生サイト認定」
【ひろしま自然学校 古本敦子】
自然学校のフィールドの自然や活動、共生サイト認定の経緯やポイントなどをご紹介します。
■14:00 講演「自然共生サイトその先へ」
【ホールアース自然学校 松尾章史さん】
自然共生サイトの意義や今後の可能性、全国の活用事例などについてお話いただきます。
■15:05 意見交換会「さとやまコモンズ(みんなの里山)の未来を語ろう」
【進行:ひろしま自然学校 志賀誠治】
「さとやまコモンズ=みんなの里山」の考え方について話題提供をした後、「さとやまコモンズ」の可能性やそのための課題解決について参加者全員で意見交換します。
■16:50 ふりかえり/わかちあい
■17:00 閉会
ゲスト
松尾章史さん/NPO法人ホールアース自然学校
1989年千葉市生まれ。サラリーマンを経て自然や生物を学ぶ専門学校で学び、ホールアース自然学校へ。生物多様性保全の社会的機運の醸成とともに「自然学校ならではの生物多様性保全の可能性」を追求。
「地域発・ボトムアップでの生物多様性保全」をテーマに、企業・金融機関・行政・研究機関・市民団体等、全国各地の多くの主体との連携により活動を推進中。
【ゲスト松尾章史さんの生物多様性関連の実績】
◯南陵工業団地フォレストセイバープロジェクト:進出企業セミナー〜生物多様性・OECMとは?〜 講師
◯富士宮市:生物多様性地域戦略策定に向けた勉強会 主宰
◯ESriジャパン:第 20 回 GIS コミュニティフォーラム 事例紹介
◯OECM勉強会(兵庫県立人と自然の博物館・常葉大学・NPO法人EnVIsion環境保全事務所との共催) 話題提供
◯NORNAC:第26回自然系調査研究機関連絡会議(NORNAC26)公開シンポジウム 〜地域の生物多様性を守る・活かす新しい社会の仕組み 〜ローカルの動きが世界を変える〜 パネリスト
◯日本環境教育フォーラム:清里ミーティング2023〜これからの日本型環境教育の提案〜 2030ネイチャーポジティブ〜 全体会1 話題提供
◎2024年3月「NPO法人ひろしま自然学校:ネイチャーポジティブ きほんの「き」を知ろう! 」基調講演
思い
ひろしま自然学校は北広島町内の12haの里山をフィールドに活動しており、このたび20年間の活動実績が認められ、環境省の自然共生サイトに認定されました。この里山には7人の地権者がおられ、自身が所有する里山を「コモンズ(共有財産)」として、誰もが利用できるよう開放していただいたことで、さまざまなニ ーズを持つ人々が里山に集うようになりました。そして20年間で、森を守る活動にのべ9,000人、森の活用にのべ40,000人を超える人が訪れました。その結果として里山の生物多様性が保全され、今や人間だけでなくあらゆる生き物にとっての「コモンズ(共有財産)」となっています。
私たちは自然共生サイトへの認定はゴー ルではなく、さらに里山の活用を進め拡げていくきっかけにしたいと考えています。今回のイベントでは、ネイチャーポジティブを実現するための鍵となる、「コモンズ(共有財産)」としての里山の未来を語り合ってみたいと思います。