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SDGsユースラボ 2023

ろうきん森の学校について

ひろしま自然学校は、ろうきん森の学校の広島地区としても活動しています。ろうきん森の学校とは、2005年10月、労働金庫連合会(以下、労金連)50周年記念社会貢献活動として「森づくりから始める人づくり、地域づくり」を理念にスタートした、森林環境教育活動です。※公式サイトはこちら
全国3地区(福島、富士山、広島)でスタートした活動は、2015年4月から新潟・岐阜の2地区が加わり、全国5地区で活動を展開しています。活動としては「森を育む」「森で遊ぶ」「人を育む」の3本柱。20年という長い期間「人づくり」に取り組んでおり、今回、「SDGsユースラボ」として2030年に向けて地域の問題や社会の問題の解決に取り組む、リーダーシップの取れる人材育成が始まりました。

こちらに「ろうきん森の学校」について詳しく書かれておりますので、興味のある方はご覧ください!

 

ろうきん森の学校では、“学校”というキーワードから人材育成に焦点を当てて、地域の若者と地域の課題の解決に取組み、リーダーシップの取れる人材を育成する『ローカルSDGs人材育成』を2022年から取り組んでいます。2023年度は、広島地区、富士山地区で取り組んでおり、広島での研修を報告します。

今年の広島地区での取り組み

 今回の目標は「3つの切り口(テーマ)でSDGs、ローカルSDGsの視点を取り入れた社会課題解決の道筋を考え、森の学校における今後のSDGs展開の具体的可能性を探る」ということで、3つの段階で学んでいきました。
〈目標〉
(1)SDGsの基礎、森の学校の活動とSDGsの関連などについて理解する
(2)教育、地域づくり、環境保全の3つの領域から社会課題解決について考える
(3)SDGs、ローカルSDGsの達成のための方策を提案する

〈3つのテーマ〉
(1) Aコース:教育のオルタナティブへの挑戦 ~フリースクール,フリーキャンプ~
(2) Bコース:住民のエンパワメントで元気な地域づくり ~学校ごっこ・地域の学校~
(3) Cコース:里山保全から始める関係人口の創出 ~デジ・ファブ木工塾~

参加者は、10代〜20代の若者12名。今回は、私もスタッフ兼参加者として関わりました。

〈第1回〉10月
プロジェクトのオリエンテーションはもちろんですが、SDGs・ローカルSDGsについての基本レクチャーも行いました。どう持続不可能なのか、SDGsという考え方がどうできてきたのか、SDGsの意味や日本の現状等について学びました。それに加え、中国山地における地域課題についても学びました。ひろしま自然学校に入社してからよく言われてきた「何かに取り組む際、そのことの背景や文脈を知りなさい」という言葉を思い出しました。

〈OJT活動〉
OJT活動は、森の学校の活動を知る時間です。それぞれのテーマ(チーム)に関わる森の学校の活動に参加し、どういう取り組みをしているのかについて体験してもらいました。3つのテーマに関わる活動としては、このようなものがあります。
・教育のオルタナティブへの挑戦:フリースクール、フリーキャンプ
・住民のエンパワメントで元気な地域づくり:学校ごっこ、地域の学校
・里山保全から始める関係人口の創出:デジ・ファブ木工塾

〈第2回〉12月
第2回からは、チームごとの時間が多くなりました。チームで、参加したOJT活動についてSDGs・ローカルSDGsの視点でまとめると同時に、森の学校の活動についてスタッフへインタビューを行いました。また、調べてきたそのテーマについての社会の動きや専門用語、キーワード等も踏まえ発表を行いました。最後には、第3回フィールドワークのグループづくりとグループ別作戦会議も行い第2回は終了です。

〈第3回〉1月
第3回では、地域課題を知るため関係者のみなさんにインタビューを行い、まとめて発表を行いました。関係者へのインタビューということで、普段からそれぞれが思っていること、なぜそれに関わっているのか等、みなさんの価値観や思いをたくさん聞くことができました。その中で素敵なキーワードや新たな発見・気づきが見えてきたように思います。そして、チームによっては一気に具体的な案も浮かんできたりしていました。

〈第4回〉3月
最終回「森の学校の特色を活かしたローカルSDGsの展開について企画提案書を作成する」ということで、これまでの内容も含め提案書を考え発表しました。この時間だけでは足りないだろうということで、どのチームも第3回から第4回までの間に話し合いや内容のブラッシュアップを行ってきました。どのチームの提案もこれからのひろしま自然学校の活動にとってとても大切な視点があり、実現したら良いことがたくさんありました。同時に参加者自身もここまで一生懸命考えた提案、自分たちも関わりたい、自分たちがやっていきたいという思いも高まっていたように思います。

今後の展開

 3月の企画提案では、3年後までを目安に発表を行いました。3つ全てではないかもしれませんが、年度始めに学生のみんなと話し合い、2024年度の活動について計画を立てたり、地域の方や関係者の方と調整していきたいと思います。

 どんな発展があるかお楽しみに!

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